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F1

小林可夢偉F1復帰

2014年、小林可夢偉がケータハムからF1から復帰することが決まりました。
昨年の最下位チームではありますが、まずはF1に戻ってこれたことはとても良かったです。
今シーズンの活躍に期待しています!

 

モナコGP決勝

今回のモナコではロズベルグが完璧なレースを見せてくれました。
P1からP3までトップタイム、そしてポールトゥウィンと全く隙のない、そして抜けないモナコでの完璧な週末だったと言えるでしょう。
1度の赤旗、そして再三のセーフティーカーによるリスタートも全て完璧でした。

そして、メルセデス陣営のセーフティーカー出動後に2台連続ピットインという戦略ミスのおかけで2位になったベッテルは、スタート後からタイヤをいたわる走りに徹し、チャンピオンシップのためのレースとなりました。
これはチャンピオンシップ争いをしているアロンソ、ライコネンがペースが上がらず、ベッテルの脅威とならなかった事も影響していると思います。

結局、今回のレースは徹底したタイヤコントロールを各ドライバーが求められ、これまでとは違った抜けないモナコGPであったと思います。

最後にピックアップすべきはペレスに接触されて14位まで落ちたライコネンです。
CSの放送ではレース後に取り上げられましたが、ピットアウト後の追い上げはすごかったです。
17秒台を出しながら、一気に集団に追いつくと、ラスト2周で4台抜き。
タイミングモニターを見ながら一気に上がっていくライコネンの順位に驚きました。
そして、連続入賞記録をキープする10位でフィニッシュ。
さすがライコネンというところですね。

スペインGP決勝

スペインGPは地元アロンソが圧巻の勝利でした。

スタートはいつもの通り、フェラーリのダッシュが良かったものの、1コーナーではアロンソ順位アップならず、ベッテルが1つ順位を上げました。
アロンソは3コーナーからアウト側を回り、ハミルトンをかわして3位に順位アップ。

その後、ロズベルグのペースが上がらず、それに続く、各車もタイヤのデグラデーションで1ストップ目は早いタイミングでのストップとなりました。
レースの結果を見て分かったことなのですが、メルセデスは燃料搭載量が多いと速く走れないようです。
レース終盤は他車と遜色ないペースで走れていたので、ほぼ間違いないでしょう。

ベッテル、アロンソとロズベルグをかわしていった後、4ストップ作戦に出たフェラーリが積極的にアンダーカットを狙っていきます。
タイヤに優しいロータス・ライコネンは3ストップを淡々と狙ったペースで走っていました。
ベッテルはその狭間で悩んだのでしょうか、フェラーリほどのレースペースが維持できない、3ストップでタイヤが持つかどうか分からない、中途半端な選択で3ストップを狙ったものの、実行できずに4ストップをとらざるを得ませんでした。
この判断の差が両チームの結果を分けたのではないでしょうか。

また、結果的にですが、今回のグランプリもタイヤが明暗を分けることとなりました。
ハードタイヤのコンパウンドが少し固めに変更されたとはいえ、ほとんどのチームがデグラデーションでペースを上げられない状況がありました。
唯一、ロータスのライコネンがソフト側でもデグラデーションが出ることなく、さらに、最終スティントも予選で熱入れをしたハードタイヤを使うなど、タイヤを最もうまく使えているドライバーでしょう。

ベッテルは前にも書いたように、速さはあるものの決勝でのタイヤの持ちが悪く、フロントリミテッドのコースとなると厳しい戦いを強いられるようです。
しかし、現代サーキットはリヤリミテッドのコースの方が多いので、スペインでは好結果が出ませんでしたが、今後、また圧勝することもあるでしょう。

しかし、このタイヤの特性はあまり良いとは言えないと思います。
デグラデーションでペースが上がらない状況はマシンの純粋な速さを競うレースになってないように思います。
まだ、昨年のようにあるところまではきちんと走れるけど、急に崖がきてペースが落ちるタイヤの方が分かりやすくて良かったように思います。
それと、タイヤの表面がはげたり、パンクが起こることが多すぎるような気もします。
このあたりは安全性にも関わるので、ピレリもきちんと考えているのでしょうが、デグラデーションのひどさについてはもう少し改良してほしいですね。

次戦はモナコGP。
予選ではこれまで同様メルセデスが速さを見せるのではないでしょうか。
そして、抜けないモナコ。
いくらフルタンクの状態でペースが上がらないといっても、なかなか抜けないコースです。
予選で1、2を取り、そのまま1コーナーを過ぎれば長いメルセデストレインの中で、ピットストップのタイミングが重要になってくるでしょう。
逆に、メルセデスの前に出てしまえば、その後続との差は一気に広がってしまう可能性もあるので、1コーナーをメルセデスより前で通過していった人たちだけのレースになる可能性もありますね。

中国GP決勝

今回はフライアウェイ第3戦、中国GPでした。
フリー走行、予選から好調だったのはメルセデス、フェラーリ、ロータス。
ベッテルは予選でタイムを出さず、プライム側のミディアムの新品でのスタートを選択しました。
確かに今シーズンのタイヤの扱いにくさは昨年よりも高まっているように思えますが、ベッテルの選択は積極的なものだったとは思えません。
ベッテルの必勝パターンはポールからの先行逃げ切り。
それは、レッドブルのマシンの特性上、ストレートスピードを犠牲にしてでも高いダウンフォースを生かしたコーナーでの速さを求め、1周のタイムを上げるということから、先行逃げ切りがベストと言えるでしょう。

スタートで同じくミディアムを選択したヒュルケンベルグ、バトンに先行を許す形になると、そのままザウバーのマシンを抜く事が出来ず、先行集団との差が大きくなってしまいます。
ザウバーは昨季からストレートのトップスピードはかなり高く設定してくるチームです。
DRSを使用しても抜く事が出来ませんでした。
結果的にではありますが、これが、最後のソフトでの追い上げが届かなかった事につながっているのは間違いないでしょう。

前戦のマレーシアのようにタイヤに厳しくない条件であればマシンの速さは今年もレッドブルが最速を維持しています。
しかし、タイヤにつらい状況になった時、タイヤが痛む方が早く、レースペースでは劣ってしまうという状況になっているのでしょう。
昨季のメルセデスを思い出します。
予選ではWDRSの威力で良いポジションを獲得するも、決勝になるとペースが上がらず苦戦する。
今週のバーレーンで持ち込まれるタイヤのコンパウンドに注目です。

レースはアロンソが盤石の展開を示しました。
フェラーリのレースペースはかなり良いようです。

ライコネンはフロントウイング、ノーズに傷を負いながらの2位。
さすがに元チャンピオンは速いし、巧いですね。

マレーシアGP決勝

マレーシアGPの決勝はウェットからのスタートとなりました。
2コーナーでアロンソがフロントウイングを痛めるも、そのままピットインせずに2周目のホームストレートで自爆。
恐らくレースペースは悪くなかっただけに、1周目できちんと修理すべきでしたね。
確かに、ウェットからドライへと変わって行きつつある路面状況ではタイヤ交換とウイングの交換を同時に行いたかったのだと思いますが、リタイヤしてしまってはどうしようもありません。

インターミディエイトからスリックへの履き替えはベッテルから入りました。
これは完全に判断ミスだと思います。
トップにいたわけだし、アロンソはリタイアしたのだから、他と合わせこんで安全なところで行うべきでした。
一方、同チームのウェバーは2周後にピットインし、先頭で戻ります。
これが正解。

このレースでもやはりタイヤの使い方が最も重要なファクターだったと言えるでしょう。
レッドブル内でもタイヤの使い方が別れ、ウェバーがミディアムを使った時、レースペースが極端に悪く、ハードに戻した後はきちんとしたラップを刻めた事でもよく分かります。
そして、この第3スティントのラップが遅かった事が後に大きな波紋を呼ぶ事となります。

ところで、初戦を制したキミライコネンは、とにかくストレートが遅すぎましたね。
ラップタイムは良いのにザウバーを抜きあぐねるほどストレートが伸びませんでした。

レース後半は上位勢は、レッドブルとメルセデスがチームごとにランデブー状態となりました。

それぞれのチームの首脳陣はそのままの順位でのゴールを望み、その指示を出したのですが、ベッテルがそれを無視してウェバーをオーバーテイクしてしまいます。
しかも、ウェバーもベッテルをピットウォールぎりぎりまで追いやるバトルが勃発。
レース後に大揉めに揉める事態となりました。

もし、第3スティントでウェバーがハードタイヤを選択し、ベッテルに詰め寄られる事なくリードを保ったままレースを展開していればベッテルのフラストレーションもたまる事なく、おとなしく指示に従ったのではないかと思います。

ベッテルがウェバーに交わされたのは序盤のインターからスリックへの履き替えのタイミングを間違った事によるものだから、ベッテルはここは我慢してチームオーダーを守るべきだったと思います。

シーズン終盤に昨年のようにベッテルがタイトル争いをしているとしたら、こんなことをしたチームメイトにウェバーは大人しくチームオーダーで順位を入れ替えてあげるのでしょうか。
もちろん、それはその時の状況にって見ないと分からない事ではあります。
ウェバーにとってチーム残留がかかっていれば大人しく従うでしょうが、もし、チームと契約更新が行われない事になっていたら、きっともう一悶着あるでしょうね。
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