今回のモナコではロズベルグが完璧なレースを見せてくれました。
P1からP3までトップタイム、そしてポールトゥウィンと全く隙のない、そして抜けないモナコでの完璧な週末だったと言えるでしょう。
1度の赤旗、そして再三のセーフティーカーによるリスタートも全て完璧でした。

そして、メルセデス陣営のセーフティーカー出動後に2台連続ピットインという戦略ミスのおかけで2位になったベッテルは、スタート後からタイヤをいたわる走りに徹し、チャンピオンシップのためのレースとなりました。
これはチャンピオンシップ争いをしているアロンソ、ライコネンがペースが上がらず、ベッテルの脅威とならなかった事も影響していると思います。

結局、今回のレースは徹底したタイヤコントロールを各ドライバーが求められ、これまでとは違った抜けないモナコGPであったと思います。

最後にピックアップすべきはペレスに接触されて14位まで落ちたライコネンです。
CSの放送ではレース後に取り上げられましたが、ピットアウト後の追い上げはすごかったです。
17秒台を出しながら、一気に集団に追いつくと、ラスト2周で4台抜き。
タイミングモニターを見ながら一気に上がっていくライコネンの順位に驚きました。
そして、連続入賞記録をキープする10位でフィニッシュ。
さすがライコネンというところですね。